平均額を見ると、わが家は足りるか気になる

大きな金額を見ると、この額を用意しなければと焦ることもありますよね。学習費の平均には塾や習い事が含まれる一方、大学や日々の生活費は含まれず、家計の見積もりとそのまま重なる数字ではありません。

この話をもう少し読む

今日のひと工夫

じゃあ どうする?

親子の方へ向いたカードで教育費の1人・1年・平均を確認する親子

1同じ学校種の、1人・1年で比べる

小学校の平均は公立約36.7万円、私立約174.2万円。差は約137.5万円です。ほかの学校種も図で比較し、毎年の請求額とは分けて見ます。

親子の方へ向いた学校・給食・教材・活動のカードを見比べる親子

2給食や習い事も入る数字か見る

学習費は学校教育費・給食費・学校外活動費の合計です。保育所、大学、生活費全体は対象外。今知りたい支出と分けて見ます。

自分たちへ向いた学校の案内とカレンダーで支払い時期を確認する親子

3候補校の費用と払う月を書く

制服・教材・通学の実額を調べ、入学前や毎月など払う時期も記入します。不明な金額は学校へ聞く項目にして、後で更新しましょう。

DATA IN CONTEXT

1年間の学習費はどのくらい?

学校種別・公立/私立別の子ども1人当たり平均額

幼稚園

公立
184,646円
私立
347,338円

小学校

公立
366,599円
私立
1,741,516円

中学校

公立
542,450円
私立
1,560,359円

高等学校(全日制)

公立
596,954円
私立
1,179,261円

令和5年度調査・2026年1月訂正版。学校教育費、学校給食費、学校外活動費を含みます。大学費用や生活費を含む将来予測ではありません。

出典:文部科学省「子供の学習費調査」

もう少し知りたいときにさらに詳しく ↓
この記事の目次
  1. 公立・私立の教育費は1年間でいくら?
  2. 学習費に含まれるもの・含まれないもの
  3. わが家の教育費を見積もるには
  4. 教育費が厳しいときは就学援助も確認

工夫の理由と気をつけたいこと

  1. 調査の年度と、これから入学する年度も別です。平均より少ない・多いだけで教育の良し悪しを判断せず、進路を考える出発点として使います。

  2. 「教育費の平均」を全て学費と思うと、塾代を二重に足すことがあります。逆に大学や日々の生活費まで含まれると読むと、備えが抜けてしまいます。

  3. 年額が同じでも、入学前にまとまって払う家計と毎月払う家計では準備が違います。きょうだいの進学が重なる月も、金額と一緒に見ておきます。

01

公立・私立の教育費は1年間でいくら?

図は文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」の2026年1月16日訂正版による平均額です。子ども1人・1年間の支出を調べたもので、2026年度の料金表ではありません。

たとえば小学校は、公立366,599円、私立1,741,516円で、差は1,374,917円です。学校教育費だけでなく、給食費と学校外活動費を合わせた、子ども1人・1年間の平均です。

学校種や公立・私立で全体像を見るための出発点にします。家庭ごとの進路や習い事は同じではなく、平均より少ないから教育が不十分、多いから良いとは判断できません。

02

学習費に含まれるもの・含まれないもの

学習費の範囲

学校教育費には学用品や通学など、学校外活動費には塾や習い事などが含まれます。詳しい費用の定義は出典にある調査の概要で確認できます。

この図の対象外

対象は幼稚園、小学校、中学校、全日制高校です。保育所や大学の費用、子どもの食費や衣類費など生活費全体を示す金額ではありません。

この金額だけを使うと大学や日常生活に必要なお金を見落とすことがあります。学校での費用と生活費を混ぜず、今知りたい支出が調査の範囲に入っているかを確認します。

03

わが家の教育費を見積もるには

教材、制服、通学方法は学校で異なります。公立・私立の平均差だけで進路を決めず、候補校の募集要項や説明会資料も見てみましょう。実際の費用を確かめると比較が具体的になります。

  1. 毎月払うもの:給食、交通、月謝など。
  2. 時期が決まったもの:入学準備、修学旅行、検定など。
  3. まだ決めていないもの:新しい習い事や進路変更など。

分からない金額は無理に埋めず「学校へ確認」「来年考える」と残します。情報がそろってから見積もりを更新できます。

年額を12で割っても、毎月同じ額の請求になるわけではありません。支払う月も一緒に書き、入学前の支出やきょうだいの進学時期が重なるかを確認します。

備えるお金を家計から考えるなら固定費を確認する家計の見直しへ進めます。

04

教育費が厳しいときは就学援助も確認

教育費の負担が重いと感じたら自治体や学校の支援も確認できます。支出を減らすことだけで解決しようとしなくてもよいのです。義務教育段階の就学援助は市町村が実施し、認定基準や手続きは自治体で異なります。

  • お住まいの自治体の就学援助案内を確認する。
  • 分からない条件や申請方法は窓口へ尋ねる。
  • 入学・進級前には料金や制度を改めて確認する。

平均値は暮らしに合う選択肢を探すための材料です。必要な費用と使う時期を少しずつ確かめ、今の生活を守りながら家族の計画に置き換えてください。

Q & A

気になる疑問

小学校の公立と私立では、平均はいくら違う?

令和5年度調査の2026年1月訂正版では、公立366,599円、私立1,741,516円。1人・1年間の学習費総額の差は1,374,917円です。授業料だけの差や各家庭への請求額ではありません。

この教育費の平均に大学の費用は入っている?

入っていません。対象は幼稚園、小学校、中学校、全日制高校です。保育所や大学、子どもの食費・衣類費など生活費全体は対象外です。

2026年度に払う金額の目安として使える?

図は2023年度の支出実績をまとめた平均で、2026年1月16日の訂正版を使用しています。2026年度の料金表ではないため、候補校の最新の案内でも確認してください。

出典・参考資料 3件