親が選んだ主役と、今日の主役が違うだけ
せっかく選んだおもちゃが脇に置かれると、少し拍子抜けしますよね。でも、箱にぬいぐるみを並べる子の中では、もうお店やお部屋の遊びが始まっているのかもしれません。
この話をもう少し読む今日のひと工夫
じゃあ どうする?

1箱の遊びを、玩具へ戻さなくても
箱に夢中なら、買った玩具へ誘い直さず見守ります。遊ぶ前に金具や包装材を外し、縁や傷みを確認。玩具は後で選べる所へ置いておけます。

2箱で何をしているか、少し見る
ぬいぐるみを入れる、並べる、また出す。そんな動きを見て、親が家やお店と決める前に「何をしているの?」とひと言。話さず遊びたいなら、そのまま見ます。

3「お客さんになってもいい?」
お店のつもりなら、参加してよいか聞きます。誘われたら「これをください」とひと言。誘いに乗らなければ、見守るだけでも大丈夫です。
もう少し知りたいときにさらに詳しく ↓
工夫の理由と気をつけたいこと
用意した玩具が今日の主役にならない日もあります。箱を取り上げて玩具を使わせるより、本人が始めた遊びを続けられるかを考えられます。
大人には包装でも、子には入れ物や遊びの材料かもしれません。設定を先回りせず、実際にしている動きと本人の言葉を手がかりにできます。
参加するときも進行を全て引き取らなくて大丈夫。子どもの設定に合わせ、その子が次に何をするかの番を残せます。
おもちゃの出番はもう少し先らしい。
たとえばこんな場面。おもちゃを開けたら、子どもは横の空き箱にぬいぐるみを並べ始めた。用意した主役と本日の主役がちょっと違います。
「そっちだったか!」と思ったら、今日は箱のほうに仲間入り。何をしているのか少し見せてもらいましょう。
箱を楽しむ日と、買った玩具の出番を分ける
買った玩具を使ってほしかったのに、箱へ一直線。そんな日は、箱を渡してよい状態かを大人が確かめ、玩具は後で選べる場所へ置いておく案があります。玩具を使うまで箱をしまう、という条件にしなくても構いません。
子どもがぬいぐるみを入れたり出したりしていたら、親が「おうちだね」と先に決めず、その動きを少し見ます。何のつもりか話したそうなら聞き、黙って遊びたいなら説明を求め続けなくても大丈夫です。
お店だと教えてくれたら、お客さんとして参加してよいかを聞きます。子どもが商品を選んで渡す番を残し、親が品ぞろえや会話を全部決めない形へ。違う設定なら、本人が頼みたい役を聞いてから参加できます。
始める前にここだけ確認
清潔で傷みのない箱を床に置き、大人がそばで見守ります。中に入ってふたを閉じる遊びや、箱を積んで登る遊びは避けましょう。ちぎれた紙や部品を口に入れる様子があるときは中止。ビニール袋は箱の代わりにしません。
こども家庭庁は、包装フィルムやシールの破片による誤飲・窒息に注意を促しています。箱についていた物も遊ぶ前に取り除きます。こども家庭庁「窒息・誤飲事故」
正解の形を決めずに遊ぶ例も
こども家庭庁の保育の実践例では、子どもたちが身近な用具や廃材から材料を選んだり、自分たちの発案で段ボールをドアに使ったりしています。園での実践例なので家庭でそのまま再現する必要はありません。こども家庭庁「トライ!保育(幼児クラスの遊び)」
ここで取り入れたいのは、子どもの案を聞くという関わり方。箱がお店になったら、お店屋さんごっこで言葉を楽しむ遊びへ広げる案もあります。
気になる疑問
買った玩具を使わせず、箱で遊ばせていていい?
安全に使える箱なら、そのまま楽しむ日があって大丈夫です。付属品や傷みを大人が確かめ、まず本人が何をして遊んでいるか見ます。玩具へ戻すことを遊びの条件にしません。
箱を渡す前に何を確かめる?
金具・ひも・包装フィルム・シールを大人が取り除き、針や尖った縁、汚れや傷みを確認します。遊ぶ間は大人がそばで見守ります。
箱の遊び方を大人が教えた方がいい?
安全を確かめたうえで、まず子どもが何をしているかを見る案があります。「何をしているの?」と短く聞き、答えを求め続けなくても構いません。


